工藤会最高幹部田中十四春氏に懲役7年

工藤会最高幹部に懲役7年 パチンコ出店で金銭要求

北九州市へのパチンコ店新規出店をめぐり多額のあいさつ料を要求したとして、恐喝未遂と建造物損壊罪に問われた指定暴力団工藤会の最高幹部四春被告(62)に、福岡地裁小倉支部(平島正道裁判長)は26日、懲役7年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。
田中被告は「一切関与していない」として無罪を主張していた。
田中被告との共謀を認めた元組員(38)=実刑確定=の供述調書の信用性が争点となった。検察側は「自分や家族に危害が及ぶ可能性があるのに、元組員があえて虚偽の供述をするとは考えられない」と指摘。
弁護側は「供述はあいまいで信用できない」と反論していた。
起訴状によると、田中被告は元組員らと共謀し、2009年9月30日、同市門司区に出店準備中だった山口県美祢市の企業に、パチンコ台1台当たり10万円(計約8千万円)のあいさつ料を要求したが拒否され、翌月3日、同県防府市の系列店のガラスを鉄パイプでたたき割ったとしている。
田中被告は別の詐欺事件で実刑判決が確定している。
[ 2011年12月26日 14:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/26/kiji/K20111226002318750.html




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