脱原発:揺れる仏教界 真宗大谷派が決議案否決 向き合う難しさ浮き彫り
東京電力福島第1原発事故を受け、約330万人の信徒を持つ真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が、「脱原発」を巡り揺れている。かねて原発に反対する姿勢を示してきたが、事故後は逆に「原発を悪者にするだけでいいのか」との声が上がっている。主な宗派でつくる「全日本仏教会」による原発問題に関する声明も慎重な言い回しで、仏教教団が原発問題に向き合う難しさが浮き彫りになっている。【田辺佑介】
事故後、福島県いわき市在住の同派住職らが「国内の全54基の廃炉を」と訴えたのを機に、11年6月、僧侶が議員となる「宗議会」で、宗派声明を求める声が上がった。しかし安原晃・宗務総長は、原発の問題点を指摘しつつ、「誰かを悪者にしなければ収まらない状況から離れねばならない」と拒んだ。
「脱原発」を明確に掲げるべきだと考える議員らが提出した「人間は原発と共存できない」とする決議案も、安原総長の意見に近い議員らが「結果的に原発を受け入れ、必要としてきたことへの反省の念を示すべきだ」と主張、否決された。
同派は02年に原発の危険性を訴える冊子を発行するなどしてきただけに、「否決」は関係者に波紋を広げた。大阪府泉大津市の同派「南溟寺」の戸次公正住職は「原発を容認したかのような誤ったメッセージを社会に与えかねない」と嘆く。2月の宗議会での決議を目指す動きはあるが、調整は難航している。
原発問題への立場を鮮明にする仏教宗派は少ない。曹洞宗大本山・永平寺(福井県永平寺町)は11年11月、原発問題のシンポジウムを開いた。福島県の酪農家や反原発運動に携わる僧侶が講演するなど「脱原発」色の濃い内容だったが、宗派としての見解は「現時点で是非を述べるのは難しい。原発への感情的批判は、風評被害を招き、原発で働く人を傷つける心配がある」。全日本仏教会も同12月、原発に関する宣言文を発表したが、「脱」や「反」の言葉は使わず「原発依存を減らす」との表現にした。有田恵宗理事長は「自分たちで責任を持って取り組めることが大切だ」と話している。
http://mainichi.jp/kansai/news/20120125ddn041040006000c.html
まあヴァチカン方式の日本の仏教会は全部ほぼ例外なく実質的に隠し念仏ですからイスカリオテするかしないかで意見が分かれてるわけです。(爆w
創価学会以下だな、こいつら。(爆w
池田大作氏が提言!エネルギー政策転換を
創価学会の池田大作名誉会長は25日、原発に依存しないエネルギー政策への転換などを求める平和提言を発表した。
各国と再生可能エネルギーの共同研究を進めてコストを下げ、途上国でも導入しやすい技術を開発するのが日本の使命だとした。
また、世界で相次ぐ災害に対応するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の正式な任務に「救援活動」を盛り込み、被災者を支援する国際的枠組みの態勢強化も提案した。(共同)
[2012年1月25日18時10分]
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