安田弁護士の罰金刑確定へ=資産隠し、二審で逆転有罪-無罪の反対意見も・最高裁
旧住宅金融専門会社(住専)大口融資先の資産隠し事件で、強制執行妨害罪に問われた弁護士安田好弘被告(64)の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は6日付で検察側、被告側双方の上告を棄却する決定をした。一審無罪判決を破棄し、ほう助罪の成立を認めて罰金50万円の逆転有罪とした二審東京高裁判決が確定する。
田原睦夫裁判官(弁護士出身)は「共謀の成立や犯意の認識に合理的な疑いがある」として、無罪とする反対意見を述べた。
安田被告は、顧問先の不動産会社元社長=有罪確定=らに、所有ビルのテナントからの賃料振込先を実体のない2社に移すよう指示し、1993~96年に計約2億円の資産を隠したとして、起訴された。
一審東京地裁は、安田被告の提案は資産隠しの指示ではなかったと判断。指示を認めた関係者の供述は内容が不自然で、重要な点で変遷があるとして信用性を否定し、無罪を言い渡していた。
一方、二審東京高裁は、関係者供述について「核心部分は十分信用できる」として、安田被告の関与を認定。その上で、実行行為を行ったのは元社長らで、安田被告はほう助犯にとどまるとして、懲役2年の求刑に対し罰金刑を選択していた。(2011/12/08-12:25)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120800409
、、、(w
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